大腸内視鏡検査

トップレベルの大腸内視鏡検査を提供します

大腸癌の早期発見と治療には大腸内視鏡検査が不可欠です。積極的に検査を受けてください。
当院では「無送気軸保持短縮法」と呼ばれる内視鏡挿入技術を高いレベルで用いた検査を行います。

現在、多くの内視鏡医が、「麻酔(鎮静剤)を使って、眠っている間に楽な検査を受けましょう」と勧めています。
一見、良いことのように思えますが、実際は鎮静剤を使わなければ強い痛みを引き起こすような未熟な技術であるということです。もし熟練した内視鏡医が鎮静剤を勧めているのであれば、いたずらに不要なリスクを受診者に負わせているだけです。

鎮静剤を使った場合、痛まないのではなく、痛んだことを検査後に覚えていないだけです。このような未熟な技術による検査では、腸管やそれを支える腸間膜を捻る、過度に引き伸ばす、あるいは圧迫するなどして、これらの臓器を損傷させる可能性があります。
また鎮静剤投与による偶発症(自発呼吸の停止、血圧低下など)の危険があり、頻度は稀ですが、鎮静剤投与が原因とされる死亡例も報告されています。
2019年には、福岡市内でも胃内視鏡時の鎮静剤使用によって1名の方が亡くなっています。

鎮静剤は、繊細な技術と時間を要する内視鏡治療(粘膜下層剥離術など)や超音波内視鏡検査などでは必要ですが、癌のスクリーニング検査や小さなポリープの切除などにおいて、使うべきではありません。

内視鏡医は自らの技術を向上させることで負担の少ない検査を目指すべきですが、未熟な技術のままで、安易に鎮静剤を使用するような検査が広く一般的に行われているのは、大変残念なことです。鎮静剤を使いながら検査を行う内視鏡医は、痛みを起こさない工夫の修練がおろそかになるため、どれほど症例数を重ねても高度な挿入技術を習得することはありません。

最近では「意識下鎮静法」と呼ばれる、眠らないけれどボーっとした状態になるくらいの少量の鎮静剤投与で検査を行う、としている施設が増えてきましたが、鎮静剤の効き方には個人差があり、ごく少量で意識がなくなる方もいれば、相当量使っても全く効かない方もいます。つまり”意識下”の状態にするには受診者ごとに投与量の細かい調節が必要であり、通常の外来検査時にこれを行うのは技術的、時間的に困難です。
外科手術時に必ず麻酔科医が麻酔管理を行うのは、効き具合に個人差があるからです。決まった量を使えば誰でも同じように麻酔が効いて、偶発症が絶対に起こらないのなら、麻酔科医は要らないことになります。

鎮静剤のリスクを軽視してはならず、特に救命体制の整わないクリニックレベルでは、鎮静剤の使用を避けるべきです。当院は鎮静剤を使いません。令和2年からは、受診者が鎮静剤投与を希望される場合は、体制の整った総合病院などの施設に紹介しています

当院院長は、自らへの胃・大腸内視鏡検査を苦痛なく行います。これは高い内視鏡の挿入技術を有することを示すものです。
また内視鏡が清潔でなければ、もとより自身に使用することはありません。感染防止のためには内視鏡の洗浄消毒管理が重要ですが、これを疎かにしている医療施設は決して少なくないのが現状です。
当院ではオリンパス製内視鏡洗浄消毒装置(OER-4)によるハイレベルな洗浄消毒を行い、またポリープ切除時の鉗子類も殆どの種類でディスポーザブル(受診者ごとに使い捨てます)を用い、感染のない安全な検査を行っています。

検査中に見つかった10ミリ以下のポリープは外来で切除します。当院では平成26年から、福岡市の開業医としては最も早く、コールドポリペクトミーと呼ばれる、術後出血の危険が殆どない、安全な切除法を用いています。心臓や脳の病気で抗血小板薬を飲んでいる方で、検査前の休薬ができない場合でも安心して切除を行えます。

当院で最近行った大腸内視鏡検査3000例(R2年4月6日集計)中、強い痛みを伴った方は80例(2.67%)でした。このように、熟練した技術があれば、鎮静剤を使わなくてもほとんどの方に痛みのない検査を行えます。
しっかり起きている状態で検査を受けることで、リアルタイムにモニターを観察しながら、病変や処置についての説明を受けることができます。

当院では高機能、最新型のオリンパス社製内視鏡システム「EVIS LUCERA ELITE」を使用しています。

大腸内視鏡検査は事前の予約が必要です。検査をご希望の方は電話にてお問い合わせください。